髙橋博志さん
-資格取得年月日-
【愛玩動物救命士】2012年7月30日
【ペット災害危機管理士(R)4級】2015年6月18日
【犬の管理栄養士】2016年4月14日
福岡県北九州市で活動の意識を高め、少しでも飼い主と動物たちが幸せな生活ができるようにすることを目標とする。現在、愛犬のそら(ポメラニアン)と救助した愛猫、命(めい)と心(しん)とともに暮らしている。
愛玩動物救命士を取得するきっかけは何だったのですか?
子どもの頃から動物が好きでいままでにも、犬、猫、うさぎ、魚、等を飼ってきました。しかし、そのときは動物に関する知識もなく、ただ好きという単純な気持ちでした。もちろん健康管理などできるはずもなく、動物たちの不調に気がつき獣医さんに診てもらったときには、もう手遅れの状態でした。命が目の前で消えていくことに、自分はただ見ているだけで何もできないという悔しさと、どうして早く病気に気がついてあげられなかったのかという後悔と悲しさでいっぱいでした。
そのような体験から好きな気持ちだけでは動物は飼えないと思い、愛玩動物救命士の勉強を始めました。
活動にやりがいを感じるのはどんなときですか。
怪我や病気で衰弱していた動物を救助、保護して看病の末に元気になったとき、やりがいを感じます。また、友人、知人からペットの健康管理のことや病気の相談を受けるようになりました。愛玩動物救命士の勉強をして良かったと感謝しています。
現在は、北九州市の動物愛護推進委員で月に三回程譲渡会の活動も行っています。飼育放棄やセンター持ち込みなどの不幸な経験をした子達が、少しでも新しい飼い主さんの元で幸せになってくれる事を願っています。
動物と接する中で心がけていることはありますか。
動物も人間と同じで、一頭ごとに、顔や性格、生まれ育った生活環境が違います。勝気な子もいれば、臆病な子もいます。また円満な家庭の中で飼われている子と、喧嘩や言い争いの多い中で飼われている子、私はいつもこのことを考えて動物との間に入れる距離を測っています。
資格を取るための勉強や取得後のメリットについて教えてください。
私は資格を取ってからが本当の勉強だと思っています。資格を取得して良かったと終わるのか、次のアクションにつなげるのかでは、大きく違ってきます。
まずは、自分が愛玩動物救命士の資格を持っていることをできるだけ多くの人に知ってもらうことです。知ってもらうことで、救助の依頼や相談事等を受け、色々なことに直面したりまた考えさせられたりと勉強になります。
初めて救助に行ったときは、子猫が工場に仕掛けたネズミ捕りに掛かってしまい、体中に粘着剤がついて動けないまま2日程経っていました。すぐに動物病院に連絡をして獣医さんの指示を受けながら応急処置をした後、動物病院に搬送しました。その猫もいまは元気になり私の家族です。
いまから資格の取得を考えている方は、ぜひ資格を置物にしないで積極的に活用していただきたいです。そしてせっかく生まれてきた小さな命を大切に守っていきましょう。
これからの活動や、今後の目標について教えてください。
緊急時に動物を車で搬送する「動物レスキュー」を目指したいと思っています。人間社会でいう救急車です。地方には、24時間対応の動物病院がまだまだ足りませんので、緊急時に動物たちを救えるようなネットワークを広げたいと思っています。
また、少しでも救える命を無駄にしたくありません。北九州にも「愛玩動物救命士」をもっと増員して活動の範囲を広めていきたいです。
人間と動物が上手く共存できる社会にすることが私の目標です。
活躍する愛玩動物救命士
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