高橋一樹さん

-資格取得年月日-
【愛玩動物救命士】2018年2月1日
【ペット災害危機管理士(R)1級講師】2022年6月23日

20歳で防衛省海上自衛隊へ入隊。国防、救難、災害派遣等の任務に従事。退職後、救急救命士免許を取得。平時は病院救命士として臨床に携わりながら、アメリカ心臓協会及び脳卒中協会等のインストラクターとして活動中。また、日本国国際緊急援助隊医療チーム、感染症対策チームのメンバーとしても活躍している。

愛玩動物救命士を取得するきっかけは何だったのですか?

以前、動物が巻き込まれる事故に遭遇した際に何も出来ず悔しい思いをしました。
その後、大地震の被災地で救出活動をしている際に、「人命を優先しますので、ペットは諦めて下さい」と言われ、飼い主の方が泣いている姿を目にしました。
一見、仕方がないことかもしれませんが、動物を犠牲にして「救出成功」と言えるだろうかと疑問を抱きました。
今やペットはただの動物ではなく、家族の立派な一員であると私は思います。だからこそ、人だろうと動物だろうと、「大切な一つの尊い命を救いたい」と痛烈に感じたことがきっかけで動物の救護方法も学ぼうと決意しました。

資格取得後のメリットや活用について教えてください。

突然、危機的な事態に直面した際は誰でも恐怖を感じるものです。
しかし、ただ単に恐がるのと、知識がある上で「正しく恐がる」のとでは雲泥の差があります。知識があれば、適切な対応ができ、良い結果を導きやすくなります。
あの時やっておけばと後悔してからでは手遅れです。「日頃から」もしもの時に備え積極的に行動をしておくことが重要です。
私はここで学んだ知識が必ず強い武器になると確信しています。

これからの活動や今後の目標について教えてください。

日々、命と向き合う仕事に携わっている中で、国内国外関係なく、災害現場や災害時避難所へ救護、支援に赴いた際は各機関と連携しながら、人だけではなく、動物のことも支援できるような活動をしたいと思っています。
また、私自身もさらなる成長が出来るように鍛錬を積み重ね、その上で人や動物の救護方法や緊急時の対処方法など学んだ知識や技術を多くの人に発信し、広めていくことに力を入れていきたいと思います。

救急救命士として活躍中

支援現場にて